◎Amia1月22日フォーラムレポート(ゲスト:春名幹男氏)

生涯一記者を目指した春名氏のテーマは楕円形の2つの中心に例えて言えば
「核」と「インテリジェンス」だった。
30年間共同通信に在籍しボーン・上田国際記者賞、日本記者クラブ賞を
受賞。名古屋大学教授を経て現在、早大客員教授。
専門はアメリカ政治、情報機関、安全保障。
アメリカの一般市民とワシントンにいるアメリカ人は全く違う。
ワシントンはナショナルー全米の観点に立つ。
アメリカを理解することはアメリカが「核抑止力」でリードしていることを認識すること。
公開された米国外交機密文書を検証、日米ガイドラインに記述してある
英文と日本文の違いを解説。アベ政権が言っている米軍が血を流して日本を
死守する、ことはなく、米軍の腰が引けた対応の違いを指摘した。
例えば1978年版の日米ガイドラインの英文では作戦を共同で実施する。
となっていた(jointly conduct operations)が、
2015年版では(bilateral operations=二国間の)となっていて、
明らかに米軍の後退が見える。
また自衛隊は作戦を主体的に実施すると日本文はなっているが、英文では
自衛隊の(primary responsibility)で米軍は(support and supplement)
支援し及び補完するための作戦を実施する。となっている。
つまり自衛隊が自分らで戦い、米軍はサポートするだけと言っているのだ。
実態はlogistic support =兵站ー弾薬、食料を確保する意味で後方支援
ではない。
米国の核持ち込みに関する密約については、当時の藤崎一郎外務省駐米大使
が少なくとも8つの文書を破棄してしまうという暴挙があったが、数々の
証言により日本が密約を交わしたことが明白である。
そのほか質疑応答があったが、春名氏は最後に日本は「普通の国」でなく
「ユニークな国」でいいではないか、と締めくくった。

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