2016.04.04 永続敗戦論
3月25日、鳩山会館で行われた「東アジア共同体研究所」
のセミナーは「永続敗戦論」を書いた白井聡氏が講師だった。
民主党政権時、官、政、メディアが起こした鳩山下ろしの
原因はなにか、個人の資質について徹底的にこき下ろしが
あったが、本質はそうではない。
太平洋戦争は軍民あわせて300万人が死亡したが最後の1年
で200万人も死んでいる。なぜか、戦局の破綻はあきらかだったのに
末期の1年はひたすら国体の護持に奔走した。
ポッダム宣言も早くから受け入れる様相だったにも関わらず
責任をたらい回し、決められない。米国は支配体制を存続、属国化
を図った。ひたすら国体護持の日本側は最終的に全面降伏。
8月15日は玉音放送があったが戦争に負けたと言っておらず
戦争を天災にあったかのように表現、ひたすら体制の責任逃れを
している。欧米では日本の敗戦は戦艦ミズーリ号上の降伏調印日
9月2日となっている。
この対米従属は戦後、ずっと一貫していて天皇の上にワシントンという
体制である。従って沖縄の米軍基地を減らすことなどあってはならない
わけで鳩山首相をひきずり下ろしたのも、米国でなく日本側の体制護持
勢力であった。
安倍政権はひたすら対米従属であり、ラムズフェルド元国防長官や
アーミテージ元国務次官らに昨年末、大勲章をあげるなどの愚行を重ねている。
アーミテージはboots on the ground などと湾岸戦争の際に日本の出兵を
求めたが一重に米国益のためであり、日本のマスコミが親日的と称して
いるのには唖然とさせられる。
今にいたるまで戦争責任を誰も取らない、その実態は311東日本大震災の際
の無責任体制と同じである。敗戦状態が今に続いているーそのほうが体制には
負けにならないので都合がいい、つまり永続敗戦論なのである。
戦時から今に至るまで、無責任体制の真相を鋭く突く白井氏のレクチャー
は的を得ていた。

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